診療内容

画像診断

単純写真、MRI、CT、マンモグラフィ、消化管造影などの各種造影検査、血管造影、骨塩定量(DXA法)、心筋血流シンチグラフィ、脳血流シンチグラフィ、骨シンチグラフィなど。
当放射線部では臨床各科とも緊密に連絡をとり、必要な検査を必要な時期に行えるよう、放射線技師、看護師、事務員を合わせたスタッフ全員が連携を保って業務にとり組んでいます。患者さんに安心して検査を受けていただけるように、被曝の低減や安全管理にも十分留意して検査を行っています。検査についてご不安な点があれば、いつでもご相談ください。
なお、当放射線部には放射線専門医がおり、CT、MRI、核医学の読影をすべて行っています。

一般撮影

X線診断ではすべてデジタル化され、その特長を生かして被曝の軽減と、より良い画像の提供に努力しています。FPはCanonメディカルシステムズ社製の装置とそのネットワークシステムを使用しています。

MRI

Siemens社製 MAGNETOM Lumina3テスラ
Philips社製 Ingenia Elition3テスラ

Siemens社製 MAGNETOM Lumina3テスラとPhilips社製 Ingenia Elition3テスラを使用しています。
MRIでは様々な方向から体の断面を撮像できます。頭部や下肢では造影剤を用いずに血管を描出することもできます。基本的には予約検査となりますが、超急性期脳梗塞をはじめとする緊急検査に対し、24時間迅速に対応しています。
MRI検査は磁気を使用しているため、X線被曝がないことが特徴です。狭い筒の中に入って、撮像部位に機械(コイル)をかぶせて検査します。工事現場のような大きい音がするため驚かれるかもしれませんが、無害ですのでご安心ください。検査時間は10分から30分ほどです。
ただ、狭い筒の中に入りますので、狭いところが苦手な方は検査が難しいことがあります。また、体内に金属や精密機器を埋め込んでおられる方は検査ができないことがありますので、主治医や検査担当技師にご相談ください。

CT

GE社製 Revolution Frontier
GE社製 Revolution EVO

GE社製 Revolution EVOとRevolution Frontierが稼動しています。64列のマルチスライスCTです。
このCTでは数秒で高精細な画像を撮像し、体の中を断面にして見ることができます。例えば胸部単純CT検査では息止め時間は約3秒程度と短時間で撮像をしております。体幹部だけではなく手や足などの四肢も含め全身の撮像が可能です。

特殊なソフトで人工関節等による金属アーチファクトも、再構成法により従来と比較し大きく低減可能となりました。
ワークステーションを用いた画像処理技術も進歩し、より短時間で再構成画像を作成することができ、これに伴い、骨折の患者さんの手術前の3D作成や血管の立体的な描出などが簡単に作成でき、患者さんの診断・治療により役立っております。

血管造影(DSA)

Siemens社製 Artis ICONO D-Spinを使用しています。
病気の確定診断や、手術前の精密検査を行っています。急性期脳梗塞等のカテーテル治療を積極的に行っています。

RI(核医学検査)

Siemens社製 Symbia EVO Excelを使用しています。核医学検査とは、検査の目的に応じた放射性医薬品を注射し、体内から放出される放射線を検出し、体の機能や形態を調べる検査です。 注射された薬が目的の臓器に集まってから検査をしますので、検査目的によっては、注射の後、数時間から2-3日後に検査をすることがあります。
心臓核医学検査については心臓核医学専門の循環器科医師(非常勤)が検査を担当しています。

マンモグラフィ

FUJIFILM社製 AMULET f/s
GE社製 Senographe Pristina

FUJIFILM社製 AMULET f/s とGE社製 Senographe Pristinaを使用しています。
マンモグラフィでは、乳房を圧迫し、上下・左右の2方向から撮影を行います。乳房を圧迫することで、より診断しやすい写真になりますが、圧迫によって痛みの生じる方もおられます。このため、「マンモグラフィは痛い」と聞いて検査をためらう方も多いと思われますが、痛みには個人差があり、また、緊張せずにリラックスして検査を受けていただくことで、痛みはかなり軽減するといわれています。乳房が張る生理前を避けて検査を受けていただくことも重要です。
当院では、専任の女性技師(NPO法人 日本乳癌検診精度管理中央機構認定)が撮影を行い、皆様の不安を取り除き、リラックスして検査していただけるように努めております。検査についてご心配な点などがあれば、担当技師にお尋ね下さい。

骨塩定量検査

GE社製 Chorale が稼動しています。
骨塩定量検査とは、主に骨粗しょう症の診断に使用される検査で、骨密度をX線を用いて測定します。骨密度の測定方法は様々な方法がありますが、当院ではDEXA法を用いており、検査時間は約10分間と非常に短い時間で検査をすることができます。
骨粗しょう症とは骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。早期に発見し、適切な治療を受けることで骨折の危険を減らすことができます。当院の検査では、通常の腰椎の検査に加えて、骨折しやすい大腿骨頸部の検査も必ず行っています。

他施設からの検査のご依頼について

検査の依頼方法は、患者サポート部をご覧ください。

画像データと画像診断レポートは郵送させていただきますが、検査終了後にお待ちいただければ患者さんにお持ち帰りいただくことも可能です。