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放射線科の検査といえば、レントゲン・MRI・CT・バリウムなどが有名ですが、当院ではRI検査もあり、その中一つにMIBGシンチグラフィという検査があります。
主にメモリー外来や神経内科、精神科から依頼が多く、検査目的としては認知症・パーキンソン症状の精査になります。
RI(放射性同位元素)という薬を注射して、心臓の交感神経を調べる検査です。
交感神経は全身に分布していて、心臓の活動を調節する働きがあります。しかし、認知症のひとつであるレビー小体型認知症やパーキンソン病では、心臓の交感神経が障害されることが分かっています。
現在の症状が、交感神経の異常が原因なのか、またそれ以外が原因なのかを区別できるので、適切な治療に繋がります。
検査時間は前半30分 3時間あけて 後半15分ほどになります。
異常像の絵では、心臓(〇印)にMIBGの集積が無いのが分かると思います。このような結果画像がでるとレビー小体型認知症やパーキンソン病を疑う所見となります。ちなみに赤く大きな臓器は肝臓です。
しかし、このMIBG検査だけでは確定診断とはなりません。詳しい問診、医師の診察などを経て正しい治療につながります。
他には、認知症関連のRI検査として、脳血流シンチグラフィ、ダットスキャンなども検査項目してあり、またMRIにおいてはVSRADという脳(海馬など)の萎縮に焦点を充てた検査方法もあります。
認知症や神経疾患などでお困りのことがございましたら、牧田総合病院をご検討ください。