糖尿病教室にご参加いただいた皆さまから、アンケートで寄せられたご質問にお答えします。

Q1. 散歩中に700~800歩ほど歩くと両足が痛くなります。数分休むとまた歩けるようになりますが、糖尿病と関係がありますか?

A. 「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」の可能性があります。

間欠性跛行の原因は大きく2つあります。

足の血流が悪くなる病気

糖尿病の患者さんに多いのは、動脈硬化が原因で足の血管が狭くなる、閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)です。
特に次のような方は注意が必要です

  • 男性
  • 喫煙中、または喫煙歴がある
  • 高血圧がある

足の血流は簡単な検査で確認できますので、主治医へご相談ください。

腰の病気

腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症などの脊椎疾患でも、同様の症状が起こります。
近年では、高血糖が脊椎の組織を傷めたり、糖尿病による細い血管の障害が神経の血流を悪くしたりすることで、症状を悪化させることが分かってきています。

見分ける目安

  • 立ったまま休むと症状が改善する → ①血流障害の可能性
  • 座って休むと症状が改善する → ②脊椎疾患の可能性

ただし、両方が原因となっている場合もあります。自己判断をせず、医師へご相談ください。

Q2. 血糖値を下げるための運動は、食後どのくらい時間を空けて行うとよいですか?

A. 食後30分程度を目安に始めるのがおすすめです。

食後30分頃から食べ物が消化され、血糖値が上昇し始めます。このタイミングで運動すると血糖値の上昇を抑えやすくなります。
一方で食後すぐの運動は、消化を妨げることがあるため避けましょう。

運動の目安は、ウォーキングなどの有酸素運動と筋力トレーニングを合わせて 1日合計30分程度です。

運動療法については、12月7日(月)開催の糖尿病教室で詳しくご紹介する予定です。
ご都合が合いましたら、ぜひご参加ください。

Q3. 糖尿病になりにくい食べ物はありますか?

A. 「これを食べれば糖尿病になりにくい」という特定の食品はありません。

大切なのは、「何を食べるか」だけではなく、「どのように食べるか」です。

食事のポイント

  • 主食・主菜・副菜をそろえ、バランスよく食べる
  • 食べ過ぎを避け、規則正しく食事をとる
  • 空腹時に糖質だけ(特にジュースなど液体の糖質)を摂ることはできるだけ避ける

また、お酢や、水溶性食物繊維を多く含む食品には、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待されています。
例えば、

  • 大麦
  • オートミール
  • 海藻類
  • 納豆・オクラ・長いもなどのねばねば食品

などを、毎日の食事に積極的に取り入れることをおすすめします。

さいごに

糖尿病教室では、食事・運動・お薬など、日々の生活に役立つ内容を分かりやすくお伝えしています。糖尿病について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

糖尿病教室 2026年度スケジュール

最後までお読みいただきありがとうございました。

広報課 E