患者さんへ 大森牧田クリニック

大森牧田クリニック整形外科リハビリテーションセンターでは、これからの本格的な夏に向けて、リハビリ室の換気をするため裏口に新しく網戸を設置しました。

夏場はエアコンをほぼ丸一日つけているというお家も多いと思いますが、一般的なエアコンには換気機能はついていません。(一部換気機能付きのエアコンも販売されています)
エアコンは、部屋の空気を吸い込んで温度調整をしているため、室内と室外の空気を入れ替えているというわけではないので、換気が必要になります。

厚生労働省によると、窓の開放による換気方法として下記の方法が推奨されています。

  • 毎時2回以上(30分に1回以上)のペースで換気を行う
  • 数分間程度、窓を全開にする

複数の窓がある場所では、2方向にある壁の窓を開放すると換気量を増やしやすくなります。窓が室内に1つしかない場合は、ドアを開けることが効果的です。

そもそもなぜ換気が必要なのか、知らない方も多いと思います。
換気が必用な理由は主に以下の2つになります。

  • ウィルスや細菌などの有害物質を部屋から出す

換気をすることによって、ウィルスや細菌、花粉などの人体に悪影響がある物質を部屋から追い出すことができます。人体に悪影響がある物質は他にも、ホルムアルデヒド、一酸化炭素が挙げられます。

  • シックハウス症候群などの体調不良を防ぐ

シックハウス症候群とは、カビやダニ、家具などに含まれる有害物質によって全身の倦怠感やのどの痛みなどの症状を発症します。カビやダニ、家具などに含まれる有害物質は、温度や湿度の高くなることで増加するため、エアコンを利用した温度調整と定期的な換気で予防する必要があります。

暑さが厳しくなってきていますので、エアコンでの温度調節や水分補給をしっかりしつつ、換気にも気を使ってこの夏を乗り越えていきましょう。