ブログ 牧田総合病院

昨年、当院で膝の手術・リハビリをされた患者さんが、先日の東京マラソンに出場、みごと完走されたとご報告にいらしてくれました。

〈 当院リハビリ室にて:主治医、担当リハビリスタッフ達とともに 〉

手術前よりタイムが早くなったそうです!

出走前には心温まるお手紙もいただき、牧田をPRしていただけるようなTシャツを着て走ってくださいました(^^)

 

<主治医より>

彼女はマラソン大会走行中に転倒して救急車で搬送されました。その時に手術の必要性を本人に説明すると直ぐに手術を受けることを承諾され、術後早期に競技に復帰する事を考えているポジティブさが印象に残っています。

手術後、東京マラソンで走ることを目標にかかげ、理学療法士と相談しながら復帰スケジュールをノートに書き、実行出来たら次のステップに進むという事を月2回の診察時に話してくれました。正直今年の東京マラソンには間に合わないのではないかと思っていたのですが、予想外のスピードで回復し東京マラソンに完走出来たと聞いた時は感動しました。

早期に手術出来たこと、理学療法士と一緒に復帰プログラムを立て患者さん自身が人一倍の努力をされた事、そして患者さんが牧田総合病院を気に入ってくれてスタッフを信用してくれた事による快挙だと思います。医療従事者として関わる事が出来、とても嬉しかったです。

<担当理学療法士より>

手術直後から、マラソンへの復帰を目標に、リハビリや自主トレに取り組んで下さいました。怪我から1年たたないうちに1時間も記録を更新されるなんて凄いことです。

リハビリテーションはセラピストの施術を受ける事以上に、目標を共有し、気持ちも行動もご本人自らが積極的に関わっていただくことが重要だと、今回の患者さんを通してあらためて実感させていただきました。頑張る姿を見てきた私たちも本当に嬉しいですし、スポーツ復帰を目指す他の患者さんたちにも励みになることと思います。

長いコロナ禍で少し疲弊気味の病院職員でしたが、今回のご活躍には職員一同たくさんの元気をいただきました!

今後も患者さんのニーズに合った治療を提供できるようチーム医療の強化を図っていきたと思います。

(患者さんの顔写真掲載については、ご本人の許可を得ています)