今日の語らい・・・
ちょっと長い話になります。

当院の訪問理学療法士から勧められ、初めていらした女性。
オープン当時から勧められていたが、一人で外出できない彼女は、娘さんに付き添われ2年越しでやって来ました。

自宅の庭できゅうり、トマト、ナスなどの野菜をご主人と一緒に育てているそう。
そしてそこは小学校の通学路。

野菜の世話をしていると、子どもたちがよく声をかけてくるという。
「おばあちゃーん!トマト赤くなったねえ〜」「きゅうり大きいねぇ〜」

それに対し彼女は、

「きゅうりはね、こうやってお花が咲いて大きくなるんだよ」と教えてあげて、野菜をプレゼント🎁🥒

そんなやりとりが今の時代、この都会でもあるんだなぁ〜〜って思ったらほっこり☺️

と同時に、彼女にとっては日常の出来事だけど、こうやって話せる程のエピソードを持ち合わせている人は少ないのではないかと思う。
そして私との数十分の会話の間、彼女は一度も自分の体や病気の話をしなかった。話してくれた事は全て、彼女を取り巻く様々な人とのエピーソード。

よく言う「一人で外出できなくてもその人なりの社会参加がある」っていう言葉。多くの専門職が頭で分かりつつも、それを実際に支援するのには苦労している。

彼女は、自宅の庭に出るという今一人でできる目一杯の行動により、地域とつながり、世代を超えた新たな人と出会い、野菜を育てる、とれたて野菜を浅漬けにして食卓に並べるという役割、地域の子どもたちへの食育などなど・・・。専門職的に言えば、素晴らしい社会参加を実現している。

繰り返しますが、本人にとっては日常。でも病気の後遺症や加齢により前の様に体が動かなくなると、その日常が難しい人が多い。

彼女の今の日常は、もちろん彼女自身が獲得したものではあるけれども、少なからず、何年にも渡って関わってきた専門職達の力もあるはず。そう思ったら牧田病院の専門職素晴らしいなと尊敬。

そんな彼女に語らいの駅が果たす役割はなんなのか?通う意味のある場所になり得るのか?理学療法士さんに勧めた訳を聞いてみるのもいいかな…そんなことを思った日でした。

何はともあれ近いうちに私も、自慢の家庭菜園を訪ねてみたい・・・ (*^_^*)